スタッフブログ

一級建築施工管理技士と一級建築士の違いとは?仕事内容をチェック

工事計画

 

一級建築施工管理技士と一級建築士は、双方とも建築に携わる資格なので、違いが分からない人も多いでしょう。
しかし双方には仕事内容や求められる役割など、根本的な違いがあります。

この記事では一級建築施工管理技士と一級建築士、それぞれの仕事内容や役割、資格を取るメリットなどを解説しました。

一級建築施工管理技士と一級建築士の違い

一級建築施工管理技士と一級建築士では、求められる役割や仕事内容が異なります。
双方の仕事内容をチェックすると、役割の違いがよく分かるでしょう。

一級建築施工管理技士について

一級建築施工管理技士は、基本的に管理が可能な工事の規模に制限がありません。
具体的には、17種類の建築工事に関わることができます。
一級建築施工管理技士は工事現場を監督するための資格で、造園や土木などにも携わるのです。
建設現場の安全を確保しながら、品質と工期を守って工事を進めるのが一級建築施工管理技士の役割になります。

一級建築施工管理技士の仕事内容

  • 施工計画
  • 安全管理
  • クオリティの管理
    など

一級建築施工管理技士が担う仕事のひとつに、施工計画があります。
建設工事を滞りなく進めるための計画を立てるのですが、内容や施行の工程、必要な人数を把握することが重要な役目です。
着工前の説明や専門事業者の選定も、大切な業務になります。

工事では作業員の安全管理が欠かせません。
しかし作業員だけに限らず、周囲にいる人々の安全を守ることも仕事の一環です。
工事は自由にお金をかけられるものではないため、予算の範囲内で設計図の通りに建設します。

かといって予算ばかりに注目しているとクオリティが低下するので、仕上がりの程度や精度などのチェックも大切な仕事です。

一級建築士について

一級建築士は、デザインや構造などの知識を備えて設計をするための資格です。
一級建築士の業務範囲は6種類と、一級建築施工管理技士と比較して大きな差があります。
設計といえば、間取りや外観を考える仕事をイメージする人が多いでしょう。
しかし以下の仕事内容も担当します。

一級建築士の設計業務

  • 顧客からのヒアリング
  • 構造設計
  • 設備設計
  • 意匠設計

一級建築士は顧客から要望をヒアリングして、実現できるか否かを確認します。
その後、それぞれの設計業務を実施するのです。
顧客の希望を叶えることが主な目的ですが、同時に予算も聞き出します。
一級建築士から顧客の生活環境をヒアリングして、それに合わせて提案するケースもあります。

建物の安全を確保するために、柱の配置や太さ、鉄筋の本数などを設計するのが構造設計です。
構造設計は計算を伴う業務ですが、現在では多くの一級建築士が専用のソフトを利用しています。

建物に必要不可欠な水道や電気などの設計を実施するのが、設備設計です。
ここで実施する項目として、電気設備設計や空調設備設計などがあります。
施設によって求められる設備が異なるので、医療配管設備設計や高圧受電設備設計を実施することもあります。

建物の知識がない一般の人が思い浮かべる「建物の設計」に近い業務が、意匠設計です。
華やかな仕事だというイメージがある人もいますが、仕事では発注者がいるので、必ずしもそうとは限りません。
全て自分好みに設計できるわけではなく、発注者の希望を叶えるのが第一です。
また発注者が理解できるように、適宜立体図や鳥瞰図を作成します。

 

一級建築施工管理技士と一級建築士の資格を両方持つメリット

役割や仕事内容が異なる資格なので、一級建築施工管理技士と一級建築士を両方持つメリットがあります。

仕事の範囲が広くなる

一級建築士が一級建築施工管理技士を取得すれば、監理技術者としての仕事の範囲を広げられます。
前述の通り、一級建築士の資格は6業種が仕事の範囲ですが、一級建築施工管理技士になると17業種の範囲が可能です。
工事の進捗状況が把握できるようになるので、進捗が滞っている箇所や、設計通りではない箇所なども発見できるでしょう。
そのような問題点をスピーディーに見つけられたら、復旧案の提案も速やかに対応できるので、管理に余裕ができます。

双方の基本をおさえた設計が可能になる

工事に限らず何事においても、基本をおさえることは重要です。
デザインや施行の手法によっては予算を超える場合があるので、それを理解していなければ工事自体が中止になる可能性があります。

予算を超えてしまったという理由で中止になるのは、顧客にとって非常に残念な結果です。
予算を理由に工事が中止になる事態を防ぐためにも、一級建築施工管理技士と一級建築士を持つのは効果的だといえます。

実現が可能な提案ができる

一級建築施工管理技士が一級建築士を取ると、設計者の意図が把握できるようになるでしょう。
設計者の意図が分かるようになれば、実現が可能な提案ができます。
デザインはとても繊細に作られているので、実現させたいポイントをおさえれば、違った案を提案できるはずです。

 

まとめ

一級建築施工管理技士と一級建築士は、役割も仕事内容も違うことを説明しました。
双方の資格を持てば、より仕事で対応可能な範囲が広がるので、キャリアのために検討するのもいいのではないでしょうか。

「株式会社ジースリー」は、江戸川区を中心にマンションなどのリフォームを実施する会社です。
マンションの改修や水回りなどの内部のリフォームについてご興味がありましたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ

江戸川区でリフォームをご検討の方はジースリーにご相談ください。

江戸川区や台東区、または千葉県の市川市、浦安市、松戸市などで、キッチンや浴室、トイレなどの水回りリフォームをお考えでしたら「ジースリー」へご相談ください。システムキッチンやタンクレストイレ、バリアフリー設備の取り付けも請け負います。もちろん各種故障の修理も対応可能です。取得の難しい一級建築施工管理技士の有資格者をはじめ、当社には確かな技術を持った職人が所属しています。20年以上江戸川区にて地域密着型を行ってきたことによる信頼と実績もあります。ご依頼のリピート率も高いです。年中無休、分割払い可能。リフォームファミリーローンとも提携しております。お客さまが納得のいく価格にて提案をさせていただきます。