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マンションで気になる屋上の劣化!その防水工事の方法とポイントを紹介

マンション

 

最近マンションの建材にひびが目立ってきた、床の部分がぶかぶかしているような気がするなど、マンションの劣化は気づいたときにはかなり進んでいるものです。
表面が剥がれてきていて、古くなったのが悪目立ちするようになった状況を、確認された方もいるかもしれません。
また防水工事を行う予定で、どのような工事をしなければならないのかわからない方も多いでしょう。

今回はマンションにおける屋上の防水について、詳しくご紹介します。

マンションの屋上に防水工事が必要な理由

マンションは立派な建築物であり、頑丈に設計されて施工されています。
しかしあくまでも人が作ったものであり、時間の経過とともにほころびがでるものです。
そしてマンションでは、さまざまな建物の維持が必要なものの、とくに防水対策は必要です。
まずは防水工事が必要な理由をまとめてみました。

漏水が起こる

マンションがたとえしっかりとした構造になっていたとしても、時間が経つにつれて劣化が起きていきます。
とくにひび割れなどにより、壁や屋上から雨水などが建物内に侵入する恐れもあるでしょう。
その後侵入した水は、マンション内の設備や建材に悪影響をおよぼします。
それを放っておくと、徐々に被害の規模が大きくなっていきます。

マンションの内部で起きることなので、発見はなかなか難しいものです。
なるべく未然に防ぐに越したことはありません。

建物の劣化を起こす

マンションにひびが入った時点で、そのひび自体が劣化をしたことの証となります。
さらに侵入をした水によって建材を悪くしたり、設備に不具合を起こしたりするに至るでしょう。
それだけマンションの価値を下げ、質の劣化を速めてしまいます。

建物の構造自体を悪くする

水漏れが進むと、その入り口となる壁や屋上だけの修復だけでは済まなくなります。
補修作業の費用もそれだけ高額になり、工期も長くなってしまって住民に多大な迷惑をかけてしまうでしょう。

 

マンションの屋上の防水工事が必要な時

マンションの補修工事となると、たいへん高額になります。
その必要性を判断するタイミングが大切です。
対応が遅れると、それだけマンションが劣化して価値が下がるだけではありません。
住人からの信頼度も落ちてしまいます。
以下では具体的に、どのような現象が確認できたら手を加えるべきかをまとめてみました。

ひびが入っているとき

建築物は時間が経つにつれ、あちこちで建物に対して働く力が生まれます。
そこにひびを生じることが多いのです。
当然それを見越して壁などの防水も、考えられたうえで建てているわけです。
小さなひびに対しては、建物そのものに与える影響はそこまでありません。

しかしそれが徐々に広がった際に、建物内部へ水の侵入を許して、建物内部の劣化を引き起こします。
ひびが入ったときはその大きさや、影響度をよくみてみましょう。
たとえ影響が小さかったとしても、その後の進行の状況を見逃さずに、適切なときに対処すべきです。

膨れや浮き

壁や床が盛り上がったり、それによって外壁やフロアの敷物がめくれあがったりするところもあるでしょう。
その内部での劣化が、起こっている可能性が高いのです。
ひどいときにはそこで建材が損傷を起こしている場合もあります。
また外に面した場所であれば、そこから水の侵入も容易に許すことにもなります。
それによる建物のダメージがより大きくなるため、早めの対応が必要です。

水はけが悪い

排水設備が機能しなくなったことは、よく聞くことです。
なにかが詰まったというだけであるなら、それを取り除けばよいだけでしょう。
しかし困難な場合や奥まった水道管の場合は、専門的な作業が必要となっていきます。

その現象が起きてしまった瞬間に水が留まることになり、そこのサビや劣化を大きく進めてしまいます。
日頃からの心がけは必要でしょう。

雑草が生えている

屋上のひびの隙間から、雑草が生えることもあります。
植物が生えることは、そこに十分な水分があるということを示します。
また植物をそのままにしておくと根をさらに伸ばして、建物の防水層にダメージを与えてしまいます。
雑草をみかけたらすぐに抜き取り、防水工事を施すべきでしょう。

 

マンションの屋上防水工事の工法と種類

いざマンションの防水工事をすることとなった場合、どこをどのように施工するのかをはっきりさせましょう。
そのうえで計画していかなければなりません。
まずは資金額・材質・工期、耐久年数・工事後必要なコストなどを総合的にみて判断します。
それぞれの工法によって特徴がありますので、以下より詳しく紹介します。

ウレタン防水

最も一般的な工法です。ウレタン樹脂を材料とした素材を流し込んで、防水層を作る方法です。
そのためさまざまな形のものにも対応できる、自由さがあります。

ウレタン防水にはふたつの工法があります。
まずひとつ目は「通気緩衝工法」です。通気溝があるシートの上からウレタン樹脂を流し込む工法です。
こうすることによって防水層の内部にも、空気が通る仕組みとなります。
雨漏りなどで水が建物内に侵入しても、通って来た空気によって水分を飛ばし、水を排出できるという仕組みです。

もうひとつの工法は「密着工法」です。
これはウレタン樹脂を直接下地に流し込む方法で、通気緩衝工法よりも安価で済みます。
しかしこの工法を施した建材に水が溜まると、防水層に水が吸収され、防水層が剥がれる危険性もあります。
そのため屋上での施工には向きません。

シート防水

シート防水は、塩化ビニルでできているシートを敷き詰めることで、防水層を作る工法です。
そのため障害物の少ない、屋上の防水施工に適しています。
またシート防水のメリットは、既存の防水層を除去せずにそのうえから手軽に施せるという点です。

ただこの工法はシートの継ぎ目が弱点であるため、それを防げる技術が必要です。
専門業者に依頼をして、施工してもらうことが前提となります。
ただウレタン防水よりも優れた防水性であることから、効果がより持続し、費用対効果がよりよい方法です。

アスファルト防水

3つの工法のなかでは、最も長持ちするのがこのアスファルト防水です。
面積の広い、障害物の少ない屋上の施工には最適です。
トーチ工法と呼ばれる施工を行うのが、一般的となりました。
これはアスファルトがコーティングされた防水シートを、バーナーで炙ることにてアスファルトを溶かし出して、固めていく工法です。

 

まとめ

マンションには多くの人が暮らしています。
マンションの建物としての質や価値を維持していくためにも、防水に対する対策は万全にしておきたいものです。
そのようにして住人の方々の安心や快適さを担保していく必要があります。

もしマンションに気になる場所があれば、すぐに施工業者に相談して大きなダメージを防いでいきましょう。
「株式会社ジースリー」は、そのようなマンションの維持や工事を行っております。
マンションの劣化について、気になるところがございましたらぜひともお気軽にご相談ください。

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