改修工事の注意点とは

改修工事をスムーズに進めるためにも、クレームやトラブルを起こさないように注意することが必要です。
ここでは、施工中におけるいくつかの注意点を見ていきましょう。

騒音や臭いなどに悩まされる住民への配慮

施工中は、機械音などの騒音をはじめ、塗料の臭いやほこり、振動などに悩まされることでしょう。
足場が組まれてメッシュシートに覆われた状態では、景観が悪くなるだけではなく、窓を開けることもできません。

そのため、洗濯物を外に干せない、日常に制限がかかるなどのクレームが起きやすくなります。
トラブルにならないためにも、生活への影響を配慮した上で、事前の説明会で丁寧に理解してもらうことが必要なのです。

近隣住民への対応

改修工事を行っているマンションの住民への配慮はもちろんですが、近隣の住民への対応もきちんとしなければなりません。
生活道路を工事車両で塞いでしまうケースや、風に乗って騒音やホコリの影響などを受けかねないからです。
そうなれば、ストレスを抱える近隣の住民が出てくる可能性もあるでしょう。

大きなトラブルに発展させないためにも、近隣の住民に対し、不便をかけてしまう旨の挨拶周りをきちんとすることが大切です。

防犯対策はいつも以上に

工事関係者とは言え、マンション住民とは関係のない、不特定多数の人が出入りします。
何かあってからでは遅く、どんな人がいるかもわからないため、防犯対策はいつも以上にしておく必要があります。
住民を守る上でも、不法侵入されないためにも、バルコニーや部屋の鍵はしっかり施錠させるなど、防犯対策を徹底しましょう。

危険な場所へ出入りしない

普段とは違い、工事中には機材や塗料などの資材などが、敷地内に置かれています。
中にはかなりの重量のある資材などを保管しているため、不要に立ち入ると、深刻な事故を起こしかねません。
事故などを防ぐためにも、子どもたちが遊びで危険な場所へ立ち入らないように、住民たちへの周知を徹底することが有効でしょう。

追加工事の発生に備える

改修工事を行う前に、建物診断によって修繕箇所を見極めます。
しかし、地上からでは確認しにくい場所もあるため、足場を組んだ後にひび割れなどを発見するケースもあるのです。
そのため、あとから思いがけない追加工事をすることになるかもしれません。

施工中に次々と補修する箇所が浮上して、当初の見積もりよりも費用が高額にならないように、きちんとした建物診断を行うようにしましょう。

 

引き渡し後のトラブルに合わないために

改修工事が無事に終了しても、引き渡し後にトラブルが起こる可能性もあります。
最後までスムーズに改修工事を実施するために、ここでは、施工後のトラブル防止のポイントをご説明しましょう。

仕上がり感を事前に確認する

改修工事を無事に終えたにも関わらず、仕上がりがイメージしていたのと違えば、納得のできない工事になってしまうでしょう。
タイルなどの補修の場合、部分的にタイルを張り替えるため、色むらになりやすくなってしまいます。
このような残念な結果にならないためにも、事前に仕上がり感を確認しましょう。

タイルなどのサンプルを含め、室内で色味を確認することはもちろん、実際に外で外壁と比べながら確認します。
施工前には必ずサンプルを用意し、しっかりと事前に仕上がりを確認することが大切です。

施工会社は実績や経験値

見た目の仕上がりの良さにとらわれてはいけません。
きちんと劣化部分の補修がされていなければ、すぐに症状が再発し表面に現れてしまいます。
そうなれば、建物の外観は損なわれるだけではなく、耐久性や資産価値にも影響してしまいます。
表面的な工事をされると、結局は追加工事をすることになり費用や手間が増えるだけでしょう。

このようなトラブルを防ぐためにも、手抜き工事をしない信頼できる施工会社の選定が必要です。
工事費用の安さで決めるのではなく、今までの施工実績や経験値を一つの判断材料として、施工会社を選ぶことも大切なポイントになるのです。

 

まとめ

マンションの改修工事では、思いがけないトラブルに遭遇することもあるため、事前に注意すべき点がわかることで対処が可能です。
万全に準備をしていても、いざ施工して「こんなはずじゃなかった」ようなことにならないとは限りません。
スムーズに工事を進めるためにも、しっかりと話し合える関係性を持てる施工会社の選定が大切です。

「株式会社ジースリー」では、地域密着型の施工会社として、25年以上の実績で安心と信頼をご提供しております。
お客様との対話を大切に、ご要望に実直にお応えし、「お任せして良かった」と言っていただけるよう、培ってきた実績や経験で工事を行わせていただきます。
ぜひ改修工事をご検討の方は、お気軽にご相談ください。