トイレは年々進化しており、最新のトイレは衛生面や節電、節水性能が格段に向上しています。そのため、トイレリフォームをする際に「何を基準に選べばいいのか分からない……」といったことで悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、代表的なトイレのタイプとトイレリフォームのポイントについてご紹介します。トイレリフォームを検討している方の参考になれば幸いです。
トイレのタイプとは?
トイレには主に3つのタイプがあります。まずは、それぞれのタイプについて紹介していきます。
組み合わせ型トイレ
組み合わせ型トイレとは、一般家庭に最も普及しているタイプのトイレです。便器・タンク・ウォシュレットを別々に組み合わせることができるトイレです。メリットとしては、断水や停電が発生しても、タンクに溜めてある水があるので水を流すことができます。また、故障した場合も壊れた箇所のみ購入して交換することが可能です。
デメリットとしては、パーツが分かれている分、継ぎ目のところなどに汚れが溜まりやすく、掃除が大変な点です。さらに、タンクに水が溜まるまでは水を流すことができない点もデメリットといえます。
一体型トイレ
便器と便座、タンクが一体化したトイレです。組み合わせ型とは違いスッキリとしており、掃除がしやすいのが特徴です。ただし、一体型なので壊れた箇所だけの交換ができないことがデメリットです。
タンクレストイレ
その名の通り、タンクがないトイレです。デザインにこだわる方の間で人気が高まっているタイプです。水を溜めるタイプではなく、直接水道につながっているため、連続洗浄ができます。ただし、水圧が低いと使えないことがありますので、設置前に確認が必要です。
トイレリフォームのポイント
ここからは、トイレリフォームの5つのポイントについて紹介していきます。
Point.1 便器のサイズを確認
トイレ全体のサイズによって取り付けられるサイズも異なります。例えば、トイレ空間に対して、あまりにも大きなサイズのものを取り付けてしまいますと、ドアを開けたり、腰を掛けたり、立ち上がったりする動作ができなくなります。そのため、トイレが狭い場合は、なるべくコンパクトタイプの便器を選ぶようにしましょう。
Point.2 床材の選び方
トイレはほかの部屋とは異なり、塗装のない床板や通常のフローリング材ではすぐにシミができたり変色したりしてしまいます。そのため、トイレの床材はデザイン性だけでなく、防水性が高く掃除がしやすいものを選ぶことをおすすめします。特に、床をフローリングにする場合は、アンモニアや薬品に強いタイプのものを選びましょう。強化ウレタン仕上げのコルク材、クッションフロアシート、トイレ専用タイルなどもおすすめです。
Point.3 壁材の選び方
トイレ内は湿度が上がりやすい場所です。湿度が高い場所は臭いをより強く感じてしまうため、湿気対策を行うことがポイントです。換気扇を回すのも効果的ですが、壁材に珪藻土やエコカラットといった高性能な壁材を選びますと、消臭や調湿機能を発揮してくれるのでトイレ空間が快適になります。
Point.4 ペーパーホルダーや収納棚のレイアウト
トイレにはペーパーホルダーだけでなく、掃除用具やトイレットペーパー、衛生用品などの収納スペースが必要です。しかし、これらをあまり考えずにトイレを設置してしまいますと、トイレを使うときや掃除の邪魔になることがあります。トイレのスペースは狭く限られていますので、トイレのレイアウトはしっかりと考えないと、後々使い勝手が悪くなってしまいます。
Point.5 トイレの安全面を考える
実は、トイレの扉は狭い廊下からの出入りを考えて幅が狭く作られていることが多くあり、年を取ったときに出入りがしにくくなる恐れがあります。そのため、トイレリフォームの際は、ドア幅を広めに取り、引き戸にしておくと年をとっても出入りがしやすくなります。手すりをつける位置も考慮しておくとよいでしょう。また、ドアだけでなく、トイレの出入口の段差を無くし、ドア前のスペースを広めに取っておくこともポイントです。こうしたバリアフリー化を意識することで、将来、人に支えられたり、車椅子で出入りしたりするときに動きやすくなります。
まとめ
今回はトイレのタイプとトイレリフォームの5つのポイントについて紹介しました。トイレは毎日使う場所ですので、トイレを快適な空間にすることで日々の生活の快適度もグッと上がります。
トイレリフォームを検討中の方は「株式会社ジースリー」にぜひお任せください。お客様一人ひとりとの対話を大切にし、代表自ら出向かせていただくこともあります。トイレリフォームしたい、水回りを新しいものにしたい方はお気軽にご相談ください。