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シーリングとはマンションの工事で重要なもの!種類や施行手順をチェック

シーリング工事とは

 

シーリングという言葉を聞いたことがあっても、実際の施工内容までは知らない人が多いのではないでしょうか。
工事における専門用語ですが、重要な手順のひとつです。

この記事ではシーリングの意味や施行の手順、実際の事例などを解説しました。
シーリングやマンションの工事について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

マンションにおけるシーリングとは

マンションの工事において、シーリングは欠かせない手法です。
ここではシーリングについて詳しく解説します。

そもそもシーリング工事とは

マンションの工事では、しばしばタイル同士のつなぎ目が発生します。
つなぎ目の隙間から雨水やほこりが侵入しないように、シーリング材を詰めます。
シーリング材を詰めることを「シーリング工事」といい、マンションの工事にはなくてはならない工程です。
日常生活の中でも、とくに窓の開閉などで動きが出る外壁とサッシとの隙間について、防水性や機密性を高める効果があります。

シーリング工事の詳細を聞くと、「隙間ができないように工事をすればいいのでは」と思う人がいるかもしれません。
しかし建材などは、気温や湿度によって膨張や縮小することがあります。
建材が膨張や縮小した際に隙間がなければ、隣同士がぶつかり合ってヒビが入る可能性があります。

シーリング工事の寿命について

シーリングには複数の種類があるので、それによって寿命が異なります。
耐用年数が高ければ15年ももつシーリングもありますし、低ければ3年のものもあります。
そのためシーリング工事を実施するときは、マンションの環境をチェックして適切なシーリングを施すことが重要です。
一度実施したら半永久的に維持できるものではないため、適切に管理してください。

 

シーリング工事の種類

シーリング工事には主に2種類があり、それぞれに向いている場所や環境があります。

打ち替え工事について

過去に施したシーリング材を替える工事を、打ち替え工事といいます。
打ち替えでは、名前の通り既存のシーリングを新しいシーリングに替えます。
ひび割れや亀裂が著しい場合に実施する工事で、耐久性や防水性を高められますが、費用が高くなるので注意が必要です。
打ち替え工事では、シーリングの前に目地の状態をチェックして清掃します。
マスキングテープ貼りやシーリング材の混合など、シーリング以外にも細かい作業があります。

打ち増し工事について

打ち増し工事では、既存のシーリング材の上から新しいシーリング材を足します。
あくまで予防的な措置であるため、劣化やひび割れが進行していない状態で実施する工事です。
サッシ周りはデリケートなので、基本的に打ち替えではなく打ち増しをします。
カッターを使うと、奥にある防水紙を傷つけてしまう可能性があるためです。

また入隅(いりすみ)は、構造上既存のシーリング材を撤去するのが困難になります。
入隅とは、2つの面が直角に突き当たって凹んだ部分です。
打ち替えが向いていない特定の場所も、打ち増し工事を選択するケースがあります。

 

シーリング工事の施行手順

シーリング材の施行手順は、基本的に以下の通りです。

【シーリング材の施行手順】

  1. 既存のシーリング材を取り除く
  2. 既存のシーリング材があった部分を掃除する
  3. シーリング材が建物のゆがみに対応できるように施行する
  4. マスキングテープで養生する
  5. シーリング材を詰める(充填という)
  6. ヘラで調整する
  7. 施行完了

手順3ではボンドブレーカーやバックアップ剤を用いて、建物のつなぎ目を調整します。
ボンドブレーカーは、白か茶色をしたセロハンテープのような形をしていて、シーリング工事の際に使用するものです。

バックアップ剤は、ポリエチレン発泡体で目地の底を形成したり、充填の深さを調整したりする役割があります。
外壁のシーリング工事では、建物の伸縮に適応できるように、2面接着を施します。

手順5でシーリング材を詰めるために使用するのは、コーキングガンと呼ばれる専用器具です。
以下の条件によってシーリングの仕上がりが変化するので、職人の腕の見せどころだといえます。

【コーキングガンの使用で仕上がりが変化する例】

  • シーリング材は何の種類を使用するか
  • コーキングガンのノズルの大きさや形は適切か
  • 気泡が入っていないかどうか

シーリング材にはシリコンやウレタンなど、複数の種類があります。
コーキングガンにもさまざまな種類があるので、何を選ぶかで仕上がりが変化します。
シーリング材を詰めた場所は密着性を高めるために、ヘラでならして圧着させます。

 

マンションにおけるシーリング工事の施行事例

マンションの外壁工事では、環境によって工程の順序を変更するケースがあります。
シーリングの打ち替えを実施した後にクリアー剤を塗ると、シーリングに付着して変色する可能性があるからです。
あらかじめ品質による変色があることを考えて、クリアー剤を塗ってから打ち替えをします。

 

まとめ

シーリング工事は、マンションの隙間を埋める重要な作業だということがおわかりいただけたでしょうか。
細かい作業ではありますが、丁寧にすればするほどきれいに仕上がります。

「株式会社ジースリー」では、江戸川区を中心にマンションのシーリング工事を実施しています。
マンションの外壁の改修はもちろんのこと、マンション全般の改修についてお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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