リフォームを成功させるための注意点
ここだけには気をつけたい!
一から新しく家を建てるのではなく、すでにある物件をリフォームして長く住むことを選ぶ人が増えた今日、そのような社会のニーズに応えるべくリフォーム工事を請け負う会社も年々増えつつあります。しかし中には全くの分野外である企業がリフォームもはじめた、という例もあります。そういった企業はリフォームを行うためのノウハウや技術者が不足していることがあります。リフォーム工事は使用する道具よりも施工技術が結果に大きく関わってきます。同じ部品を取り付けるとしても、熟練工がいる企業と全くの新興企業では施工の出来栄えが全く違ってきます。しっかりと工事を行ってもらいたいならば確かな企業へ依頼をしなくてはなりません。
請負は自社で行っても施工は下請け業者に丸投げするという企業もありますが、しかし請負企業の中に専任の担当者がいなくて、連絡や責任の所在が途中でわからなくなってしまうということもあります。
振興の企業は激安価格をうたって宣伝していることもあり、それにつられて金額のみで依頼業者を決めてしまうと後々トラブルが発生する危険性があります。住環境は妥協せず快適にしたいものです。リフォームのトラブルから避けるためにはいったいどのようなことに気を付けたら良いのでしょうか?
リフォームにおける4大トラブル
トラブルは大きく4つに該当するものが比較的多いです。
- 打ち合わせ不足によるトラブル
- 工事中のトラブル
- 工事完了後のトラブル
- 業者のマナーによるトラブル
打ち合わせ不足によるトラブル
追加費用がかかるなんて聞いていないや、想像よりスペースが狭いなど、リフォーム後にイメージとの違いが発覚しトラブルとなるケースは案外多いです。 原因として、リフォーム前は商品が出来がっていないために、完成後に「イメージと違う」というトラブルが起こりがちです。 このような打ち合わせ不足によるトラブルを解消するには、時間を掛けてジックリとリフォーム業者と打ち合わせをする事が重要です。 製品の品番や、工事金額に関してのトラブルは、聞き忘れや口約束による相互の思い違いによるものがほとんどです。 打ち合わせ時の内容は、全て書面に記載しておくことが大切なポイントです。 特に口約束は思い違いや、忘れることも多く、トラブルの原因になりやすいため注意いたしましょう。 また、お客様も契約前にしっかりとした出来上がりのイメージを持つことが重要のため、ショールームなどに足を運び、納得するまで製品を確認しましょう。
工事中のトラブル
リフォーム会社のマナーがまったくなっていなく、近隣へ迷惑をかける行為はそのお宅のイメージダウンにつながる深刻な問題です。 見極めは簡単ではありませんが、問い合わせ時や打ち合わせ時に言葉遣いや気遣いなどの対応をチェックしましょう。 その時「何か対応や言葉使いがおかしいな!」と思うようであれば、その会社へのリフォームの依頼は見送ったほうが無難といえます。
業者のマナーによるトラブル
リフォーム工事が終わったら、事業者とともに現場で仕上がりを確認し、契約通りに工事が完了したか、検査を行います。 リフォーム後に多いのが工事中に家を傷つけられるトラブルです。リフォーム数日後に傷に気づいても責任の所在がわからず、結局泣き寝入りするケースも少なくありません。 工事終了後に、必ず立ち会って仕上がりを入念にチェックしましょう。また、建具の保護シートを剥がすタイミングで傷がつくこともあるので、こちらも立ち会うことをおすすめします。工事を始終見ている必要はありませんが、工事中にもたまに顔を出すなどすると良いでしょう。 また、リフォーム工事で不具合があった場合には、必ず補修を依頼しましょう。 不具合が直ったことを確認したら、リフォーム費用を精算して、引き渡しを受けます。 その際に、保証などの取り決めをしている場合には、保証書やアフターサービスの書面を受け取り、何か不具合が発生したときの連絡方法について確認しましょう。 また、契約書などの書類や図面、保証書、設備機器の保証書などの関連書類は、整理して大切に保管しておきましょう。
業者選びの注意点について
リフォームを検討するうえで業者を選ぶのは非常に大変です。 相見積もりで検討するのは当たり前とも言われていますが、やはり業者選びは大変です。
どの業者が良心的で、どの業者はやめるべきか。リフォームの検討段階からそれを見極めるのは非常に難しいことです。何を基準に判断すればいいのかわからず、「正直どこに頼んでも同じではないのだろうか」「単純に価格で比較すればいいのではないだろうか」「宣伝をよくしていて目に付く業者にしてしまおうか」などと思ってしまうかもしれません。しかし良いリフォームを達成するために、業者選びは避けることができません。以下に業者選びのポイントをまとめましたので、リフォームをどの企業に依頼すればいいか悩んでいるときには参考にしてみてください。
- リフォーム業者選びで失敗しないためにはどこに注意したらいいのでしょうか?
- CMや広告で有名な大手リフォーム会社やハウスメーカーがいいのか?
- 価格で比較すればいいのか?
- 正直どこに頼んでも同じなのか?
など、考えれば考えるほど、色々な疑問や不安が出てくると思います。 以下に業者選びのポイントを掲載しましたので、リフォーム業者を選ぶときの参考にしていただければと思います。
具体的なアイデアの提案がある
依頼主の希望を的確に理解し、具体的なアイデアへ形成して提案してくれるならば、その業者はリフォームに関しての知識を十分に持っているということになります。また、依頼主の家族構成やライフスタイルをも考慮に入れてアイデアを考えられているかどうかも良い判断基準になります。
費用を抑える工夫の提案がある
お客様の希望するリフォームプランだけでなく、新たなプラン(例:コストを抑えたプラン)を提案してくれる業者
見積書の提示がある
リフォーム業者に依頼すると、現地調査後に見積書を作ってくれます。これを提出してくれない業者はそもそも信用に値しません。その見積書もただ出すのではなく、内容が詳細に書かれていて、また提示時にしっかり説明してくれるかどうかも重要です。もし見積書にわからないところがあったら、必ず業者に聞きましょう。良い業者ならばどんな質問でも真摯に答えてくれるはずです。
見積書と同時に完成予想図も提出してくれる会社なら、そこは非常に良いところだといえるでしょう。
安心で安全な工事
お客様の住まいや近隣のことを考えた工事を行ってくれる業者 やはり金額で決めるのではなく、ご自分の家を安心して任せられる信頼できるリフォーム会社かどうか、家族の住まいに対する思いを叶えてくれるリフォーム会社かどうかを十分に検討してください。 納得できない場合は、必ず複数のリフォーム業者から話を聞いて判断してください。
実績がある
大手の会社だから実績もあるというわけではありません。規模の大きいリフォーム会社ですと請負は自社で行っても、実際の施工などは下請けに発注するというところもあります。
規模は小さくても長年営業を続けてきた業者は実績がある可能性が高いです。創業年数が5年から10年以上あることを基準にして企業を見ると良いといわれています。その業者がアフターフォローをしてくれるかどうかも重要です。依頼する前にしっかり調べておきましょう。アフターフォローのことを考えると、あまり遠方の業者に依頼するのでなく、何かあったときにも駆けつけてくれる距離にあるかどうかをも考えておくべきです。
リフォーム会社の特徴について
リフォーム会社はたくさんありますがそれぞれに特徴があります。 ここではリフォーム会社の特徴についてご説明いたします。
リフォーム専門会社、専門業者
地元密着で、リフォーム工事を行う会社が多く、壁の補修などの小さな営繕工事から増改築工事まで幅広く手がけています。 また、外壁や屋根の塗装工事だけであったり、屋根補修工事、お庭などの外構工事だけといった専門工事会社もございます。 例えば外壁の塗り替えであれば専門工事業者のみでリフォームが可能な場合が多いです。
工務店
会社により新築とリフォームの工事の割合は変わります。 リフォームに積極的な工務店はリフォーム専門会社と同じく、地域に密着して小さな工事から対応してくれる会社が多いようです。新築も手掛けている会社が多いので増改築工事などの大きなリフォームは安心してご依頼が出来ると思います。
ハウスメーカー
ハウスメーカーといえば、CMや展示会などでお馴染みで、以前は新築のみでしたが、最近は新築の着工件数の減少により、リフォーム専門の部署や子会社を作り対応しております。 自社で施工した建物であれば図面を持っているので安心してご依頼が出来ると思います。比較的単価が割高なケースが多いようです。
建築事務所
設計のみで工事はリフォーム専門会社や工務店が行うため、下請けもしくは別契約となるケースが多いです。 設計だけでなく工事管理も行ってもらえるため第三者の目として見ていただけます。
メーカー系列の加盟店
メーカーが運営する住宅リフォーム・増改築専門のネットワークです。 代表的なのは、TOTOのリモデルクラブやINAXのライファ、トステムのホームウェル、パナソニックのリファインショップなどがございます。